物置小屋No.44二番館

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【プチレポート】ポタフェス 秋葉原 2023 夏

どうも。

今回は先日秋葉原で開催されたポタフェスで聴いてきた製品の感想をレポートをしていきたいと思います。

今回も前回に引き続き友人を連れての参加となりました。なので自分が聴きたかった機種に絞って試聴してきました。

…というのは半分嘘でその半分はアメニティが貰えそうな所をメインに当たってきたのもあります。とにかく本題に入っていきましょう。

Audio-technica AT-ER500

オーテク初のTWS向け単品イヤピですね。普段はeProのHorn Shaped Ear Tipsを使っていますがMサイズだと伝えた所ワンサイズ上の方を勧められ装着。フィット感は悪く無いですがサイズ上げなくても問題は無かったですステム部分が短いTWSイヤホンならワンサイズ上でも良いかもしれません。軸が短く浅く広く蓋をするような装着感です。ただこのイヤピ、冷えた状態では結構硬く低反発なのも相まってイヤホンに装着するのにちょっと苦戦…耳に装着してしばらくするとどんどん違和感が消えていくのは新鮮ですね。シリコンイヤピに比べて音抜けが少なく密閉性が高いので音がダイレクトに伝わってくるのを感じられました。装着時だけ難ありなので軸部分だけシリコンにしても良いのではないかと思いました。


◆HACRAY ORCA

骨伝導ドライバを搭載している部分が可動式になっているのが個性的です。それのお陰で音量調整せずとも耳に当たる角度を調整してより聴こえやすく調節出来て便利ですね。音質についてはバランス良く鳴っており癖もありませんが少し平面的な鳴りで明瞭さや迫力は大手Shokzには一歩及ばずと言ったところ。隣に置いてあった完全防水&メモリ内蔵の骨伝導ホンも聴いておけば良かったかも。


Sennheiser HD660 S2

開放型ってほんと空間が広くて毎度驚きますね。音にも癖がなくマイルドで滑らか。刺さりもありませんがかと言ってもったり感というかスピード感の遅さは無く中高域は瑞々しくて鮮やかでした。


Sennheiser HD800S

イヤホンに例えると音質傾向はIE900を彷彿とさせるシンバルやハイハットなど金物類の緻密さと生々しさを感じさせられました。(本来はこちらの方が大元でしょう…)普段はイヤホンばかり使っている私ですがこれ程の音と空間表現の凄さを体感するとヘッドホンも気になってきてしまいますね。


◆64AUDIO U4S

以前ヘッドフォン祭でU4Sカスタムの試聴機を聴いた時に比べて格段に音のバランスが整ってて驚きました。モジュールが専用のM12なのも大きそうです。厚みがありながらクドくない低域、サラリと爽やかな中高域はエントリー機とは言え流石64、ベースは柔らかくDDらしい圧も残しつつ聴き疲れないですね、中高域も低域に負けず繊細に聴き取れる…これは完成度高いサウンドですよ。


◆CampfireAudio Trifecta

3DDの低中高パワフルに音を押し出してくる感覚はクセになったらこれしか受け付けなくなるでしょうね。音空間も広めで立体感があります。若干各帯域の繋がりの部分にモワッとした暑苦しさがあり好みの分かれる所。ちょっと粗さが感じられますが荒削りな塊感が感じられそれもまた魅力であります。パワーは力を求める方にぴったりな硬派サウンドでした。


AAW Canary Pro

ポタフェス時点で日本未発売のCanaryの後継機だそうです。低域は太く圧迫感があり、シンバルなど高域に独特な残響感、響きがじわーっと残る感じがありますね。各帯域が情報量たっぷりにまろやかかつマイルドに主張してきます(マイルドヤンキーみたいな…)。密度が高く音像も近いので情報量に溺れたいリスニング機を求めている方に合ってそうです。


AAW M20

こちらも今後ラインナップ予定の2BA 2WAYモデルとなります。音にパンチというかメリハリが感じられ特にスネアやクラップ、破裂音のアタックが強く出ているのが印象的です。それが段々と癖になってきて聴き込むほどに気持ち良いです(スネア好きには堪らないと思います)。ボーカルは破裂音のアタック感に若干負けますが籠りなどは感じませんでした。低域はピンと張った膜の様に弾力がありレスポンスが良いです。同数ドライバのA2Hとはしっかりとキャラ分け出来ていると感じました。


そして今回秋葉原にやってきた目的はポタフェスだけではありません。以前から目を付けていた中古イヤホンをeイヤ店頭試聴する目的もあったのです。ですがいざ実機を聴いてみた所、自分の記憶していた感動値を上回れず無念にもスルーする事に…代わりに聴いたイヤホンが(ああ、やっぱりこの音は良いな…)としみじみ感じてしまったのでこちらを近い内にお迎えする事に決めたのでした。

やっぱり実機を聴いて判断するのが1番ですね。往年の名機でレビューも多くありますが次回以降のブログ更新をお楽しみに!